2014/04/17

最近購入した編み物古書

私は古書が好きでいろいろと集めています。
もちろん、洋書や和書どちらもです。
古本屋さんに行くとたまに掘り出し物があり、欲しい本が見つかった時にはワクワクして誰かに伝えたくなるほどです(笑)
もちろん新書も好きなので、本ばっかり増えて困ったことなのですが、本は財産といわれるので、気に入ったものがあれば手に入れたくなります。

最近購入した面白い編み物の古書をご紹介。

「計算なしで編める編物割り出し表」という、いちいちあの面倒な計算をしなくても、この本に載っている表を使えれば楽に編み物ができるというわけです。
例えば、 首周りの目の拾い方をこの表を使うと一発で綺麗に拾う方式が掲載されていて、
細かくここから何目、あちらから何目という様に楽に簡単に頭を使わずにしてできるという…なんとも合理的!
この本、とても売れたのか第40刷ほど増刷されたよう。
40年代は編み物全盛期と言われていましたし、機械編みをする人に取っては素晴らしい本ではなかったのではと思います。
他にもいろんな表が載っていますが、まだ全然解読していないのでこれから、じっくりとこの本を読んでみたいですね。
「編物独習書」も同じく飯田さんの本で、こちらは作品が載っており、もちろん計算なしの割り出し表ももれなくついてきてます。
あと、一つのセーターについてもとても詳しく(確か6ページぐらい?)記載されていて、部分的なところでも細かくレクチャーしてくれてます。
この2つの本は、綺麗に編むためのテクニックなども盛り沢山。



それからこちらの本は、当時流行ったビーズやスパンコールをレース針で編む作品が沢山載っています。
こちらも40年代の本でこの本に限らず、この年代のあらゆる本はビーズバッグがたくさん紹介されてますしね。
作品を見てみると、今の時代でも十分おしゃれなものとして使えるものばかり。
私は、着物にも洋服にも合うビーズバッグやクラッチバッグを作りたいとずっと思っていて、この本に出会いました。
まだ構想の段階ですけど、素敵なものが作れたらなあと妄想だけは一人前です。

編み物は既存のテクニックだけでなく、新たなテクニックが日々生まれています。
海外の編み物は、簡単に編めたり面白い編み方をしたりで、なるほど〜そうくるか!と感心することも多いですが、最後の仕上げの部分に関しては、日本のテクニックの方が断然美しいと私は思っています。日本人の手先の器用さからきているのかな?
昔の本は、その辺のポイントをすごく追求しているので、とてもためになりますね!
まだまだ古書集めは続きそうです。

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